スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「彼がロボットになろうとした理由」


 ようこそ未来へ、時代遅れの兄ちゃん! まったく、生えたカビも変異するようなクソ過去から遠路はるばるよくぞおいでなすったもんだぜ。(物好きにも程がある!)さあ、何が見たい? 何が知りたい?

 だけど残念。お生憎様。まことに遺憾ながら、いちど行き着くとこまで行き着いた文明社会なんてものはそう簡単に変わりゃしない。ここ数百年来の変化らしい変化といったらせいぜいピザの値段が下がった程度。
乱立するビルの間を行き交う雑踏も、高架下のコンクリ壁の落書きも、アスファルトにへばりついたガムも、路地にたむろする若い奴らも、どれもこれもあんたにとって珍しいものじゃ無いだろうさ。(明るい未来、幸せな未来、希望に満ちた未来! そんなピカピカの未来が見たけりゃ、図書館で子ども雑誌のSF特集でも開くことだな)

 ……おいおい、なんだよ、その不満そうな顔。ご期待に添えないのは俺のせいじゃない。(あんたたちの努力が足りなかったせいだろ?)勝手に期待して勝手に失望されたんじゃ、こっちだってとんだ迷惑だ。
 でも、ま、すべてがまるきり同じって訳じゃないんだ。せっかくの未来、もう少し見物していったってバチは当たらない。(どうせ、呆れるほど暇なんだろ?)

 さて、何から解説しようか。あそこを歩いてる中年親父が肩に載せてる小さな箱か、その向こうの若い娘が腕に巻いてる紫色した生き物か、奥のコーヒーショップの看板からはみ出してる、五本の足か。それとも――おっと。

 そうそう、すっかり忘れてた。唯一、ってワケでもないが、それなりに大きな変化。この世界を語る上で外せない存在があったこと、今の今まで失念してた。

 ほら、あの大通りの人混みの中。背中を丸めてうつむいて歩いてる女のコ。十五くらいの、栗色の髪をした……。
 そう、あれだ。あの小柄な、薄汚れた娘さ。
 ……って、おい。そうあからさまにつまらなそうな顔すんなよ。ちょっとばかし上向き過ぎる鼻と、少し離れ気味の小さな目。太い眉とボサボサの髪。確かに到底美人とは言い難いが(見られた顔じゃないのはお互い様だろう?)、あんたに見せたいのはそんな所じゃない。

 ……なに、女のコのホームレスは確かに珍しいけど、過去の世界にもいない訳じゃないって? ……いいから黙って見てなって。じきに分かるから。……ほら。

 小汚い少女はふと、何かに気付いた様子。頼りなげにふらふら歩いてた足をいつのまにかぱったり止めて、細い路地の前で汚い顔を上げてる。そして、阿呆みたいにつっ立って、そのままじっと動かない。

 彼女の視線の先じゃ、都市のイケてる若者たちが楽しい遊戯の真っ最中だ。
 ストレスと運動不足を同時に解消出来る遊戯。ついでに、道行く人が見ない振りして通り過ぎる遊戯。(人の薄情さってやつも、未来だって変わりゃしない)

 今回の犠牲者は、一人の少年。小柄な身体に細い輪郭とぶかっこうな鼻。そして、首に嵌められた銀の首輪。
 パーツの細部に至るまで、ほぼ完璧。いかにも気が弱そうな、人の嗜虐心を煽るタイプ。(これほど似合いのキャスト、そうはないね!)

 まず顔に数発、ついで腹に数発。前屈みに倒れた後は、背中へと降り注ぐ、何組もの固い靴裏の洗礼。遊具にされた少年はぐったりした様子。その瞳に浮かんでるのは苦痛や恐怖じゃなく、あきらめの色。
 まあ、抵抗したって無駄って事は、もう既に分かり切ってる。(人間の学習能力に乾杯!)


                                  (→「彼がロボットになろうとした理由」へ。)


というわけで、Pixivに載せてる「彼がロボットになろうとした理由」の初稿冒頭が出てきました。
もうね、ティプトリーの「接続された女」の影響受けまくりですね。
でもこの語り口調すごく好きなんですよ。サイバーパンク文体?
ひたすらウザい三人称の地の文いいですよね。ウザいけど。
一度なんか最後までこれで書いてみたい。


そして「彼ロボ」は三回書き直したくらい好きなお話だったりします。
個人的にはお兄ちゃんが好きでしてね。むしろお兄ちゃんが主役のつもりで書いてるというか、お兄ちゃん視点のR-18版もあったりします。NTRですよNTR!!!!!
なんか読み返したら文章アレすぎたんでそのうち直してこっそりうpしたいなあと思いました。
スポンサーサイト

「魔王の娘さんが商品を受注するようです。」

というわけで、明日(9/20)発売の『ドラゴンマガジン11月号』に書き下ろし短編掲載して戴きましたー!

今回もタイトル通りの内容で、魔王の娘さんが受注対応にチャレンジしちゃいます!
ふはははは! こんなタイトルからして地味な題材がとおっちゃってかざみさんもびっくりだぜー!!
けどまあいちおうちゃんとラノベにはなってる(はず)ので、よろしければ手にとって下さるとうれしいのです。

メインはラウルとフィノですが、アイリも店長も副店長もちゃんとそれぞれ出てますよー!
副店長パートはページ数きつかったら削ろう程度のアレですがまあそれはそれとしt


あとカラーページに来月発売の四巻告知見開き特集も組んで戴いちゃっておりますっ!
フィノの隣のかわいー子はもちろん、ラウルのごにょごにょだったりしちゃったりしてっ!
なにとぞよろしくお願いいたしますっ…!

「魔王の娘さんが納涼祭に赴かれるようです。」

というわけで、もうずいぶん告知が遅れちゃいましたけど、現在大好評発売中の
『ドラゴンマガジン9月号』(7/20発売)に書き下ろし短編掲載して戴いておりますー。

ななななななんとセンターカラーっ!
ていうかなにこれぼくこんなの聞いてなかったんですけどかざみさんうれしすぎて爆発寸前です。
とりあえず浴衣フィノがかわいすぎてぼくはぼくは……。

あ、ちなみに表題の通り、魔王の娘さんが納涼祭に赴かれる内容となっております。
勇しぶにタイトル詐欺なんてありえませんよネ?(微笑)


あとカラーページに三巻発売告知の見開き特集も組んで戴いちゃいましたっ!
こちらは三巻に出てくる謎の新ヒロイン(?)のカラーがばーんと! ばーんとっ!
なにとぞよろしくお願いいたしますっ……!

「魔王の娘さんが店内放送に興味を持ったようです。」

というわけで、
ドラゴンマガジン5月号』に書き下ろし短編掲載して戴きましたー。

ぼくもうほんと短編書くのとか大好きなんでお話戴いたときには踊りあがりました。
担当さんに必死で書きたいなー書きたいなー(チラッチラッ)アピールしたかいがあったというもの。
そんな感じで煩悩のおもむくままひたすら楽しく書いたのでなにとぞよろしくお願いします。
『オールA』ことアイリさんも出てます。ていうかアイリさんなにやってんすか要員。


ていうか、挿絵のフィノがまじかわいいです。ほんとかわいい。
「あれ、このラノベって『魔王の娘がこんなに可愛いわけがない』ってタイトルだっけ?」なんて真剣に考えちゃうくらいかわいいので、ぶっちゃけ本文よりも戌角先生のイラスト目当てに買って戴ければみんな幸せになれるんじゃないかなとおもった。


あとたぶんカラーページに二巻発売告知の見開きの特集もあるんじゃないかな、っていう予感。
明日、3月19日発売となりますのでここはひとつ。

ほだ木「くく…俺の中のしいたけが、ついに目覚めはじめたようだ…!」

しいたけ

ほだ木「分かっていたさ…いずれ、この日が来ることは…」

ほだ木「俺の身体には、生まれつき千を越える《種菌》が植え込まれている」

ほだ木「貴様が与えた水分が引き金となった。もう誰も止めることはできん。無論、俺でさえも」

ほだ木「──さあ、《収穫祭》(パーティー)の、はじまりだ……!」



というわけで、人生初の印税がついに振り込まれたのでしいたけ栽培キットを買いました。
やっぱアレですよねー。ナウなヤングの間では人生の記念日にしいたけ栽培キットが王道ですよねー。(棒)


……貴重な初任給ショッピングでしま○らのジャケットとダ○ソーの雑貨を買ってしまったあの過ちをぼくはいったい何度くり返せば気が済むんだっっっ……!


まあ楽しいからいいんですけどねー。
実はこれ買うの二度目なんですけど、購入五日にしてすでに芽がぽこぽこ出てきてワクワクしちゃいます。
菌類の成長速度まじパねえ。

くく……今回こそ、幻の三十㎝クラスを目指すんだぜっ……!(野望)
プロフィール

かざみまか

Author:かざみまか
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。